やさしい目標 【理事 大熊とよこ】
新しい年になり、それを機に何か目標を立てようと思いました。
考えた中で、契約していながらも少し足が遠のいていたスポーツジムに、
頑張って継続的に通ってみようと思ったのです。
けれど、どこか前向きになれない気持ちもありました。
私は健康維持のため、以前からウォーキングや体のストレッチを目的にスポーツジムに入会しています。
実際に行けば体は軽くなり、気持ちもすっきりしてリフレッシュできます。
「やってよかった」「次もがんばろう」と前向きになれるのに、行くまでがどうしても気分が重くなってしまいます。
さらに昨年の秋に引っ越しをして、今までのジムには通えなくなり、新しいジムに入会しました。
そのこともあり、以前よりさらに足取りが向かなくなりました。
「まだ新しいジムの設備に慣れないし、無理して行くのはやめよう」
「今日は家の片付けをしたいからやめておこう」
そんなふうに、何か理由をつけては通えない選択をしている自分に気づきました。
ジムに通おうと目標を立てながらも、心の奥では「ちゃんと継続できるかな?」という不安な声が聞こえてきます。
そして、ほかのことに対しても、どちらかというと継続が苦手な“三日坊主”な自分を、
「周りを見れば、ちゃんとできている人もいるのに、どうして私はできないんだろう」
「意志が弱いな」「こんな私は良くないな」
と責めてしまいます。
傾聴の講座で、「だめな自分にも、そのまま寄り添ってあげることが大切」と学びました。
頭では理解しているつもりでも、いざ自分のこととなると、なかなかそうはできません。
「なんでできないの?」
「もっと意志を強く持とうよ」
そんなふうに、自分を追い込んでしまいます。
けれど、そんなときに
「言い訳をしたくなる自分にも、寄り添ってあげる」
という言葉を思い出しました。
自分がしんどいときほど、無理に奮い立たせるのではなく、
「今はそう感じているのね」と、
自分にやさしく声をかけてあげることも大切なのだと、思えるようになりました。
今年は、できない自分を責めるのではなく、
立ち止まる自分にもそっと寄り添いながら、
少しずつ前に進んでいけたらいいなと思っています。
変わりたいと思う気持ちと、変われない自分との間で、心が揺れているのだなと気づくこと。
その揺れに気づき、立ち止まり、自分の声を聞こうとしている今の私も、きっと前に進んでいる途中なのだと思います。
そんな「瞬間」を大切にしながら、
自分にやさしく、前に進んでいきたいです。
大熊とよこ
