自分を許すと相手も許せる 【理事 清宮ちこ】
yurushi-iro
私には年の離れた兄がいました、とても働き者の良い人でした。
その兄からかけられた言葉を許せず、兄が他界した後も心に重苦しさを感じながら過ごしていましたが、忘れていたことに気づきました。
今思い出すと、自然に感謝の思いも浮かぶようになっています。
私が許せなかったのは、兄の事をひどい、嫌いという自分の気持ちだったのかも知れません。
だからいつまでも忘れられなかったのではないかと思います。
父が急逝し、20歳の頃から家業を継いできた兄に負い目を感じていたのでしょう。
『ひどい』と思うと同時に、『兄も大変なのだ。年の離れた妹の私がいなければもっと気軽でいられたのかもしれない…』という思いもあり、兄を許せない自分も許せなかった。
受け入れてもらえない自分の心が『わかってよ!』と叫び続けていたのかもしれません。
傾聴を学び、ネガティブな自分の思いも認めるようにして過ごしているうちに、忘れていました。自分の心の声に寄り添うことで心穏やかになってきたのかと思います。
先に相手の境遇を慮ることを続けていると、目を向けられなかった自分の思いが折り重なり、ちょっとした時に溢れてしまうこともあるかもしれません。
(特に気を許している相手を前にして…)それがもとになり関係が崩れるのは悲しいことです。
まず自分から楽になっていいと伝えたい。
傾聴に出会えてよかった~。
清宮ちこ
