自己紹介【理事 平野りか】
私の傾聴との出会いと歩み
福岡県福岡市でトーキョーコーヒーという活動をしております、平野りかです。
生まれも育ちも東京の下町で、九州に嫁いで長年経ち、もう東京よりも九州の方が長くなりました。
子どもは4人おり、そのうちかつて不登校だった子どもが2人います。
その子達の不登校時の悩んだり苦しんだりした経験をもとに、トーキョーコーヒーという不登校の子を持つ保護者の居場所作りの活動をしています。
私が「傾聴」に出会ったのは2021年秋のことでした。
自分の不登校の子の親としての経験が、今不登校に悩んでいる保護者の方のお役に立てれば…と言ったらおこがましいですが、何か力になれないかと思い、心理カウンセラーの資格を取得しました。
そして、カウンセリングや心理学を学ぶ中で人の話しを聴くことの全ての基礎であり土台である「傾聴」をしっかり習得したいと思うようになりました。
そんな時、当協会の村尾リエ代表理事が出張傾聴講座を福岡で開催するという情報が目に飛び込んできて、これはもう自分のために来てくれるのではないかと(勝手に)感じ、即申し込みをしました。
その時の講座は丸1日を基礎、次の日丸1日を実用という2日間の講座でした。
それまで、カウンセリングや心理学の学習の中で出てきた「傾聴」というものはこんなに奥が深いのか!と思い、更に学びたい、知りたいと思うようになりました。
その後、村尾代表理事の講座を継続して受講し、お子さんが不登校であってもなくても子育てに悩みや迷いを持つ保護者の方のお話しを聴く活動と、皆が自分の話しを共有出来る「お茶べり会」という名前のお喋り会などを開催しています。
「不登校になる子どもが問題ではなく、「不登校が問題だ」と言う大人が問題」という視点から、大人が楽しく活動でき教育について学べる場所が必要だと考えています。
自分自身もそうでしたが、子どもが不登校になった時の、誰にもわかってもらえないし誰にも言えないという思いは本当に辛く、その思いをきちんと受け止め共感出来るよう、また、当事者が少しでも自分軸で生きていかれるよう微力ながら関わっていきたいと思っています。
また、傾聴を知ると、自分自身のことも傾聴出来るようになります。
日々、今自分はどう感じているのだろう、どうしたいのだろう、と自分自身に問いかけ、ジャッジをせずに自分を自分で丸ごと受け止めてあげる
それが自分軸で生きていくことに繋がります。
そんな傾聴の良さも少しずつお伝えしていきたいと思っています。
平野りか