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「自己理解講座」を受けて【理事 平野りか】

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先日、福岡手話の会の中の訪問ボランティア学習会として「自己理解講座」という講座を受けました。(訪問ボランティアとは、ろう者が対象の傾聴ボランティアのことです。)近くの大学の人間科学部社会福祉学科の准教授の方に講師としてお越しいただきました。精神保健福祉士、社会福祉士、公認心理師をお持ちの先生です。

昨年、このブログにも書きましたが、昨年の学習会のテーマは「傾聴」でした。
その時のブログに、「この人をわかりたい」という気持ちがあれば、必ずしも「耳から聴くから傾聴」ではないのだと私は思います。と書きました。

そして今回は、昨年の「相手をわかる」というテーマから「自分をわかる」というテーマに変わりました。
対人支援をする者として自分のコミュニケーション傾向を客観視し、支援時の感情の偏りやパターンを知ることと、自分の「聴く力」を知るというのがテーマです。
聞いているだけの講座ではなく、3つのグループワークをしました。

まず1つ目は、ある事象に対して、その事象が何故起こるのかを考えるワークです。
図を用いた事象例だったので、ここでは具体的に事象の内容はお伝えできませんが、皆さんから様々な理由が挙げられました。
結論として、各々が考えた、思いつく「理由」は、自分に経験がある、または身近に経験したことがある人がいる、または身近な人から話しを聞いたことがある、のいずれかによって思いつくということでした。
そのような脳のクセがあると知る事ができました。

次のグループワークは、エゴグラム・セルフテストです。
エゴグラムという言葉を聞いたことがありますか?
エゴグラムとは、自分の行動パターンを客観視できる性格診断テストです。
まずは、自分が思っている自分のパターンを想像でチェックします。
完全に「私ってこんな人だろう」という主観です。
その後、50の質問に点数を付けてセルフテストをします。
その点数をパターンに当てはめていきます。
行動パターンが5つあるのですが、自分が思っていた通りのパターンもあれば、全然違うパターンもありました。
自分では偏っていると思っていた思考が、実はそうでもなかったり、逆に自分では割とニュートラルかと思っていたら実は偏っていたり。
自分の偏りを知り、知った上で支援する相手に接するのはとても大事だと思います。
エゴグラム・セルフテストはインターネットで検索していただくと、動画や文章などで色々出てきます。
ご興味がある方はご自分のパターンを知ることに活用してみてくださいね。

最後のグループワークは「聴く力チェックリスト」の記入です。
例えば
「尋ねたいことや言いたいことがあると、相手の話しに割り込む」
「すぐに「私だったら」と意見したり、
自分の体験談を持ちだしたりする」など、
yesだったらチェックを付ける、という感じで記入します。

傾聴をしていたらチェックを付けるはずがない項目が並んでいました。
チェックを付け終わったあと、グループで見せ合いました。
色々な項目にチェックを付けている人が多いと思いました。
最後にこうならないためにどのような気持ちで聴けば良いかを教えてもらい終了しました。

今回の講座も、傾聴に密接した内容でした。
自分自身を知る事、思考の偏りを知る事がとても大事だと改めて考えた時間でした。

平野りか

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