夫婦を仲良くさせる傾聴コミュニケーション 【理事 田村 えり】
11月というのに暖かい日が続いていますね。
私は日本の四季の中で秋が一番好きです。外に出ると、心地よい風や秋の彩を感じることができるからです。
今回は、夫と散歩する時に役立った、傾聴コミュニケーションについてお話ししようと思います。
【夫と散歩の中で】
天気の良い日には、夫と一緒によく散歩に出かけます。
当てもなくぷらぷらと歩きながら、新しい道やお店を発見したり、休憩したりするのは、
私にとってとても心地よい時間です。散歩中は最初から最後まで色々な話をします。
「私は○○だからこう思うんだけど、どう思う?」
「う~ん‥、〇〇だと思うなぁ」など‥
お互いの考えをゆっくり話し合える、大切な時間でもあります。
帰宅後、夫が
「散歩の良いところがわかったよ。散歩中にずっと話していると、自然と良いコミュニケーションが取れるよね。」と言いました。
私も同じように感じていたので、その一言がとても嬉しくて胸が温かくなりました。
【お互いの気持ちを尊重する】
もし、私が傾聴を学んでいなかったら、散歩の時間をここまで大切に思っていなかったかもしれません。 なぜなら、以前の私は気持ちを上手く伝えることができず、お互いを大切にしながら話すことができなかったからです。
今の私と夫の会話には、いくつかの変化を感じています。
私が感じたことをしっかりと伝えられるようになり、上手に話を聴くことで小さな衝突が減りました。また、私の思いを尊重しつつ、夫の思いも大切にできるようになりました。
【散歩は最高のコミュニケーションの場】
散歩をしていると、普段よりも深い話ができるんです。お互いの考え方や価値観、相談事など、自然と普段話さないような話題が出てきて、夫のことをより深く理解することができます。
新しい花が咲く時期には、その景色を共有し一緒に楽しむことで、ポジティブな会話が増え夫婦の会話もさらに弾みます。
私は、夫婦は共に過ごす時間が長いからこそ、会話を大切にしていきたいという想いがあります。それは、自分の気持ちを分かってもらえない寂しさを知っているからです。
傾聴は仕事にも生活にも、とても役立ちます。傾聴コミュニケーションを通じて、散歩が夫婦の絆を深め、より楽しい時間を作り出してくれます。
もし、夫婦生活で会話に悩んでいる方がいたら、ぜひ、普段の夫婦生活に「傾聴コミュニケーション」というエッセンスを散歩と共に取り入れてみてください。おすすめします。
田村えり