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自然体でいられる友人関係 【理事 田村 えり】   

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友人関係と聞いて、難しいと感じることはありませんか? 
思っていることがうまく伝わらないことや、誤解が生じてしまったりと、私は難しさを感じてしまう事があります。 
これまで人間関係がうまくいかず、友達と普通に話すことさえもどこかぎこちなくなることがありました。他人と関わることにとても苦しさを感じていました。 

そんな私に、少しずつ変化が現れました。今回は、友人2人が私に会いに来てくれた時のお話を書こうと思います。 


友人との再会で感じた気持ち 

友人と離れてから長い年月が経ちました。ある時、友人2人が会いに来てくれるということで、どんな再会になるんだろうと会う直前までドキドキしていました。 
しかし、いざ会った時には、月日を感じさせない空気と柔らかな雰囲気に包まれ、嬉しい気持ちで一杯になり涙が溢れました。 

 以前の私は、人と交友した後に自分を責めて苦しい時期がありました。 
楽しく話をして帰った後に、 
「どうしてあんなこと言っちゃったんだろう…」「他の話をした方がよかったんじゃないか」と悩み、一人で反省会をして自分を責めていました。 

今回、友人と再会した時、自分が驚くほど穏やかであることに気付きました。 
話すことも聴くことも、笑うことも沈黙も、すべてが自然体でできたんです。 
特に驚いたのは、「冷たい」を方言で「ひやい」と言ったことです。これまでの私は、標準語で話すように気を付けていましたが、方言も話せるくらい自分が自然体で安心できているんだと感じ、とても嬉しい気持ちになりました。 

「これってなんでなんだろう…?」と、深く自分に問いかけてみました。 

「そうか、それだけ仮面をかぶらなくても大丈夫な私がいるんだ。無理に自分を飾ることなく、自然体でいることができてるんだ。」 
そんな気持ちが浮かんできました。 

自分の心の声を聴くことで、飾らない私でいられるようになったんです。友人と話すときも、以前のような緊張感がなくなり、穏やかな気持ちで接することができるようになりました。まるでこれまでの自分が嘘のように感じるほどです。 
これまでの私に「しんどかったね。」と声を掛けてあげたいくらいでした。 

私は傾聴を学んで本当に良かったと思います。 
何より、自分はそのままでいいんだと思えるようになったことは、私にとって大きな支えとなっています。 
「格好つけていた私」や「人の目を気にしていた私」と、さまざまな仮面を外すことができました。そのままの私で大丈夫なんだと思えたことで、生きていくことが楽に感じられるようになったんです。 

今、自分がわからない、生きているのに生きていないような辛い感覚になっている方に、傾聴を知ってほしいと思います。ほんの少し自分の気持ちに気付くだけで、目に見えるものが変わって見えてきますよ、とお伝えしたいです。
私自身がこんなにも実感しているので、お墨付きですよ。 
これからも自分を大切にしながら、私に合う人間関係を築いていきたいと思っています。 

田村えり 

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