自己紹介【理事 大熊 とよこ】
自己紹介
私が傾聴を知ったきっかけは、家庭の在り方や子育てに悩んでいた時期に、相談にのって頂いていたカウンセラーさんから傾聴を学んでみるのはいかがでしょうとお話をいただき、その時初めて『傾聴』という言葉を知りました。
人の話を聴くことは出来ているだろうと思いながらも、話の聴き方を深める学びであれば私にも出来るのではないかと思い興味を持ちました。そこから傾聴ワードを検索し、沢山の傾聴講師の方の中から現在の聴色―ゆるしいろー傾聴協会代表理事の村尾リエさんに出会いました。傾聴1日講座の基礎編と応用編を立て続けに受けて、そこで私が思っていた相手への話の聴き方とは別の違った角度から聴くためには何が大切かについて学び、心を打たれました。
傾聴への思い
人の話を聴きたいのであれば、まずは自分の心の声を聴くということです。今まで自分の心の声があるなぁと漠然と感じてはいましたが、意識して聴くことの大切さやその重要性を全くと言っていいほど知りませんでした。そこに着目をすると一つ一つの自分の行動に感情がしっかりあって、家族で過ごす時間の楽しさや好きな事をしている時の嬉しさ、意見がぶつかり合ってしまうの悲しさや言いたいことが伝わらない辛さ等々、その都度湧き出る感情に先ず立ち止まって俯瞰して見れるようになりました。マイナスの感情は何故そう感じるのかを自ら深掘りしても自分の感情を見つめられない時が多々あって、学んでいた講師の村尾リエさんに話を聴いてもらいました。そこで自分の感情の深い思いに気づき、更にどうしたいのかを自分に聴くことの体験を何度となくさせていただき、自分らしさを最優先することで心がとても軽くなっていきました。また自分の気持ちが満たされていくと相手への聴き方も変わり、自分と相手との違いもありのままに認められるようにもなっていきました。
私の場合は以前から夫と子供たちとの関係を見つめ、自分らしさを持ちつつ心地よく居られる関係を創っていきたいという思いがありました。傾聴を学んだお陰で、日常での子供たちとの会話では気持ちの部分を汲み取り、子供たちが自分の心の声を大切にするよう接することができるようになりました。また夫との関係では言わなくてもわかるだろうと思いがちな気持ちを察する関係ではなく、しっかり自分の誠実な気持ちを伝え合える関係の大切さを感じたり、お互いの違いと領域を尊重できる関係になってきていると感じています。そして私が傾聴を学び続けていることで、自然とその波動が周囲に伝わり穏やかな心地よい関係性を創りつつある事がとても嬉しい一面です。そんな素晴らしい変化を与えてくれる傾聴をより多くの方に知っていただきたいと思っています。
大熊 とよこ