わかってもらえないと思っているとき 【理事 松原美和】
yurushi-iro
障害のある息子が、成人の入所施設に入って4ヶ月が経ちました。
生活の様子が知りたくて、電話や面会のときに、どんな様子なのかをたくさん訊きたくなってしまいます。
担任の先生と何でも相談できるような関係になりたいのですが、度々会話がギクシャクしてしまうのです。
ある日、外出時のちょっと大変だったエピソードを話してくれました。
私は「そうだったんですね。そんな時はこんな対応をすると息子は落ち着きます」と伝えた。
すると先生は、自分の対応を否定されたように捉えてしまったのです。
わかってほしくて伝えたことが裏目に出てしまう。そんな会話が何度かありました。
そのたびに、なぜ親の気持ちを受け止めてくれないんだろう?と悲しい気持ちになりました。
自分に傾聴する
私は先生を責めるつもりなど全くない。
ただ、息子のことをよく知ってほしかっただけなんだよね。
受け止めの姿勢がないことが悲しいね。
自分の気持ちを大切に傾聴すると心が落ち着いてきて、見方が変わっていった。
親目線の知りたい伝えたいが強くて、一方的だったかもしれないと気づく。
そして、先生のこれまでのプロセスを思い浮かべてみた。
息子は朝食のパンを少ししか食べなくて困っています。先生は毎日どのパンをどれくらい食べたかを記録し、表にして見せてくれたことがあったな。
そういう熱心な関わりに「ありがとうございます」だけでなく、もっと具体的な言葉で感謝を伝えてみようと思った。
私がもっと先生をわかろうとしたら、今より穏やかな空気感になるかもしれない。一方的でなく双方向で心が通うようなやり取りを目指していこうと思いました。
私と先生が穏やかな空気感になれば、息子もそれを感じとるはずだから。
松原美和
