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「強いボール」と「ふわっとしたボール」 【理事 松原 美和】

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少し前に代表に傾聴していただいたときの話です。

夫婦間の話をしたら、オープンな関係になったね!と言ってくださいました。
「オープン」ってどんな感じですか?と聞くと、それをキャッチボールの「ふわっとしたボール」に例えて説明してくださったんです。

今回は、キャッチボールの例えから、私が感じたことをお話します。

色んなシーンでのキャッチボールがありますが、強い球をビシッと投げるキャッチボールをイメージしてみてください。

強いボールを受け取るときは緊張すると思います。場合によっては、上手く受け取れず体に当たってしまったり、落としてしまうことも。なんとか受け取ったとしても気持ちに余裕がなかったり…

これをコミュニケーションに例えると
強すぎる口調を投げつけられたときに、反射的に怒ってしまう、受け取れないから無視をする、受け取ったフリはするけれど心の中はモヤモヤしている…こんな感じを想像します。

これが、ふわっとしたボールだったら、キャッチするまでに少しゆったりとした時間があります。ちょっと緊張がほぐれて、余裕を持って受け取りやすい場所に移動できる。そして、相手にも同じようにふわっと投げようかな?という気持ちになるかもしれません。

以前の夫婦間は強いボールの投げ合いをしていました。
よく相手は鏡と言うけれど、本当にそうでした。
そのときの自分はいっぱいいっぱいでした。こんなに頑張っているのに、相手はわかってくれない。その気持ちから怒りをぶつけてみたり、傷つきたくないから喋らないようにしていた、そんな時期もありました。

今は、相手にボールを投げつけるのではなく
まずは「自分の心の声を聴きます」
過去から現在までの自分を、自分自身が認めるようになりました。
そうしたら、相手にほわっとしたボールが投げられるようになってきました。

自分が自分を認めると安心します。
安心すると、人への関わり方が変わってくるなと感じています。

松原美和

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