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沈黙は相手にも自分にも大切な時間【理事 松原 美和】

yurushi-iro

誰かと一緒にいて沈黙になった時、
どう感じるでしょうか。

私は、気まずいな!
「何か話さなきゃ!」と慌ててしまうことが多かったです。
その場の空気が穏やかであってほしい、
社交的に振る舞わなければと思っていました。

ところが、傾聴講座を受けると
沈黙には意味があると習います。
それからはあまり慌てなくなりました。

沈黙になった時、
落ち着いて相手に意識を向けてみる…

「何かを思い返しているのかな?」
「何かを言葉にしようとしているのかな?」

相手が話し出すまで待つようになりました。すると、少し深い気持ちを打ち明けられることが多くなりました。

相手をわかろうとする姿勢で沈黙を待つと、相手は安心して自分の気持ちに意識を向けられるような気がしています。

自分の沈黙も大切にする

誰かと話している時、
心で感じている何かがあるのに、上手く言葉にできず沈黙になってしまうことがありました。
相手がすぐ別の話を始めてしまうと、言語化できなかった自分の気持ちは置き去りになっていました。

しかし最近は、少し変わってきたんです!
相手や状況にもよりますが、自分が沈黙になった時、
「ちょっと待ってね、ここまで出かかっているものがあるの、えーとね…」
と相手に伝えて待ってもらったり。
話している時間に言葉にできなかったとしても、後からもう一度その気持ちに向き合うようになりました。

沈黙には、喋りたくない場合や何か考え事をしている場合もあるかと思いますが、その方にとっての大切な気持ちが隠れているような気がします。

今回は、傾聴の相手も自分もわかろうとする視点でお話しました。

誰かと話をしていて沈黙になったら、少し待ってみることをオススメします。

松原 美和

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