無自覚に自分自身にかけている言葉【理事 清宮ちこ】
yurushi-iro
洗面化粧台の片付けをしていた時に、気づいたことがあります。
引き出しの中を整理、整頓中に、ちょっとした物を落としてしまいました。
それをかがんで拾い上げ、立ち上がったその時に、引いて開けたままの引き出しの角に頭をぶつけてしまいました。
『痛い~!』
ぶつけたところに手をあてて、私が発した言葉は…
「もう、なにをやっているの。しっかりして!」
えっ⁉酷い!自分を大切にしていない!
「なにやってるの」て、整理整頓していたの。わざわざ頭をぶつけようとはしていないから。
他の人にも、こんな風に接したことがあったか?と思い返してみました。
大概は、「大丈夫ですか?」と声をかけます。
友達なら「痛かったでしょう。」と一緒に傷を確認するなどします。
他人には、言わない言葉を自分に向けて発していました。
痛い思いをしているのに、なんて厳しい言葉。
なぜ、自分に厳しい言葉をかけてしまうのでしょうか。
[過去]ぶつかる前に気を付けてほしかった
[未来]傷が残るかもしれない。病院に行くなど予定が変わったらまた大変になる。
[今]に思いがありません。
「今」とても痛いのに。
今が過去になり未来に続くのだから、今を大切にしたいですね。
「痛いね。大丈夫?少し休もうか。」そう声に出しました。
今まで、自分に厳しい言葉をかけていたと気づきました。
子どもにも、「なにをしているの!」と言ったことがあったな…と思いました。
当時は、子どもの行動は自分の責任と捉えていたからではないか、と思います。
気づいて良かった!
まずは自分に優しく。人との境界線に気づき、お互いを大切に思う。というところを引き続き心にとめていたいと思います。
清宮ちこ
