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いつかは、慣れる【理事 清宮ちこ】

yurushi-iro

情報収集に一生懸命でいた私が傾聴を学び始め、講座や研修の中で受容、共感してもらう体感を続けています。
励ましもアドバイスもなく、話を聴いてもらえる。上手く伝えられない思いを質問して聴いてくださり、違和感に関わり、言葉をかけてくださいます。

始めは慣れない

あたたかい思いになりながらも、今までと違うことに困惑もありました。
『いいの…?』
人に合わせなくてもいいのかな?自分の思ったままでいいのかな?
~しなければ!というのをやめてみる。ガッカリされる、嫌われると思うと恐ろしささえ感じるという期間を経ていき、自分が思うより大丈夫なのだと体感してきました。

自分を責めていない

ある日、失敗をしてしまいました。
すぐに人に頼り、助けを求めました。ご迷惑をおかけした方には心から謝罪しました。
傾聴を学ぶ前の私であれば、この後も一人反省会が続き「何をしている」「もっとちゃんとしていれば」「迷惑かけて」などという言葉が頭に浮かび、胸の内も暗く重い思いが渦巻いて離れずに、思い出しては駄目だなと嘆く日々だったと思います。
反省しつつ、歩いていると…『?』『頭の中が、胸の中が、何かこれまでと違う』と感じました。…重苦しくない。『なぜだろう』

一致している

しっかり反省はしている。
失敗した自分に対して、思い返してみると、「申し訳なかったけれど、思いがけない出来事だったね」「何とかしようと努めたね」「サポートしてもらえてよかった」「しっかり謝罪出来たね」と自分自身を責めずに、寄り添っている。思いが一致している!
傾聴を体感してきたことで、自分の思いを大切にすることに慣れてきていると実感しました。
まだ少し『いいの?』と思う気持ちの欠片は残っているようにも感じますが、いつか消えるかも知れませんし、持っていても大丈夫かなとも思えます。

清宮ちこ

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