家族の中での私のペース【理事 かがみそのこ】

この春、5年間単身赴任をしていた夫が家に戻ってきました。
引越前から家の片付けを始めて、引越後も更に荷物の整理を続けています。
私は、物を捨てること、片付けが、とても苦手で、終わらない片付けにぐったりしています。
更に、夫の異動が決まってから、ずっと忙しくしていたうえ、生活のリズムも変わり、疲れから動けなくなってきました。
しんどいな、つらいな、ばかり思い、休んでも休まらなくなってしまいました。
これはちょっと立ち止まった方がいいと感じ、苦しくなっている自分に向き合ってみようと思いました。
まずは、身体。
あちこち痛んで夜眠れない程なので、治療院へ行ってメンテナンスしてもらおう。
次に、なんとなく苦しいのは、具体的に何が苦しいのかな?と自分に聴いてみました。
・生活パターンが変わってしんどい
・夜、自分の時間がなくなって苦しい
・自分のペースで過ごしたい 等々
5年ぶりに、夫に合わせた生活に苦しさを感じていることがわかりました。
でも、考えてみると、夫は私に自分に合わせてほしいと求めたことはないのです。
なんで合わせようとしているのだろう?と考えると、私が無意識に「妻は夫に合わせるべき」と思って、やっていることに気付きました。
「妻は夫に合わせるべき」ナニコレ⁉と思いました。
この「妻は夫に合わせるべき」は、どこからきたんだろうと思い返すと、私の両親の夫婦関係からだと思いあたりました。父は亭主関白で、母は全て父中心という関係で、家族も父中心でまわっていました。
私はそれをダウンロードして、オート運用していたようです。
いつも無意識に夫を優先し、忖度してしまっていました。
今、それに気付いで、自分にどうしたいか問いかけると、やっぱり「自分のペースで過ごしたい」と思いました。
そうなるためはどうしたらいいのかな?
私のペースも、夫のペースも、子どものペースも、それぞれ大事だし…。
それなら、誰かのペースに合わせる必要はなく、各々が自分のペースで自由にすればいいと思いいたりました。
別々で自由に好きなようにしていい。
夫婦でも、家族でも、同じである必要はない。
私も私のペースで生きればいい。
そう思うと、気持ちが軽くなったような気がしました。
日々色々な気付きがあって、そこから少しずつ意識的に変えていき、より“ありのままの自分”で生きられるようになっていく、そんな感じがしました。
かがみそのこ