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うちの犬の話【理事 かがみ そのこ】

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我が家では、マルチーズとトイプードルのミックス犬を飼っています。
飼い主バカですが、とても可愛いく、毎日癒されています。
ですが、かなり臆病なうえ、頑固なところのある、変わり者です。
お散歩が嫌いで、いつも遠くまで抱っこして連れていき、そこから家に帰るのがお散歩です。(なので人間はいつもその倍歩くことになります。)
家から自分で歩いて出るなんてことはありません。
風が吹いたり、飛行機の音がするだけで、怖くて歩けなくなって止まってしまいます。一度止まるとフリーズしたようになって、なかなか歩いてくれなくなります。
歩かないと決めたら、どんなに引っ張っても歩いてくれません。
日々根気のいる散歩をしながら、どうしたものかな~と考えていました。

ある日、「そうだ、人にするのと同じように、犬にも共感して声を掛けてみよう!」と思い立ちました。
怖くて立ち止まってしまったワンコに、共感と安心の気持ちを込めて「怖かったね、そうだよね、もう大丈夫だよ」と声を掛けながら、撫でてみたんです。
そしたら、なんと、すっと歩き始めたんです!
あんなにテコでも動かなかったのに。
その後も、止まるたびに声掛けをしつつ撫でると、すぐに歩き出すんです。

相手が犬であっても、言葉の意味はわからなくても、共感する気持ちは伝わっていて、それが一歩前に進む力になるのだなと感動しました。
犬相手にバカでないのと思われる方もいると思います。
実際、公園でワンコに声掛けしている自分の姿を、他の人に見られるのは、バカっぽく恥ずかしいです。
くだらない話を大層な話にして申し訳ないです(笑)

人も話を聴いてもらい(傾聴してもらい)、共感して分かってもらえると、気持ちがスッキリして、また動き出せるようになったりします。共感って、パワーになりますよね。
人は共感する時、言葉を使いますし、言葉はとっても大切です。
でも、言葉を超えて、非言語で、気持ちを沢山やりとりしていると感じています。
共感する時には、言葉だけでなく、その後ろに、相手を思いやる気持ちを込めていきたいと改めて思いました。
それこそが伝わるのだと、ワンコが教えてくれました(笑)

かがみそのこ

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