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違いを認めてなかった【理事 かがみそのこ】

yurushi-iro

理事の かがみそのこ です。
昨年負った怪我は、一年かかりましたがほぼ良くなりました。
今年は、丈夫な身体作りをしつつ、傾聴にたずさわる活動をしていきたいと思います。
今年もよろしくお願いいたします。

〈違いを認めるのは当たりまえ?〉

傾聴で自分の心の声を聴き、自分を尊重し、受け容れていくと、
同じ分だけ他者のことも尊重できるようになっていきます。
人はそれぞれ違っていていい
その人らしく在ればいい
違いを意識し尊重する、などなど。
私もそのように思っていました。
違いを尊重するなんて、当然、当たりまえのことと。
でも、それは字面を追った表面的なものでした。

〈同じであろうとしてしまう〉

趣味が同じだったり、共通項のある人との会話はとても楽しいですよね。
初めて出会った人でも、出身地が一緒だったり、共通点があると、会話がはずみます。
同じであることは、安心感や親和性を生み、心地よいものです。
なので、一番近い家族に対しては、特に同じであることを求めてしまう傾向があります。
家族の中でも、子どもに対しては、それがさらに強まって、無意識にですが「当然同じだよね、同じでないと」と思ってしまうことが起こりがちです。

〈無意識にディスってた〉

私は、もちろん、子どもに対して、本人の意思は尊重していたし、同調圧力をかけたりしていたわけではないです。
でも、ある方から、自分の心の中に「当然同じだよね、同じでなければ」みたいな感覚が無意識にあって、そこから外れる、私にとって好ましくない部分に対して、ダメなこととしているのではと指摘を受けました。
愕然としました。
ダメでもなんでもなく、ただ違うだけなのに、無意識にディスっていたんです。
「私と違うあんたはダメ」って。
自分にビックリしました。

〈違いは大切なもの〉

「違うということ」
「違いを尊重すること」
がわかっていませんでした。

実は、私は、全てに対して
「自分と同じであることが望ましい」「私が正しい」
からスタートしていたんだと気付かされました。
私と同じでなくても素晴らしいし、相手も正しいのに…

この気付きから、
「違い」を意識しつつ、
「違い」をとても大切なものとして尊重したいと、
強く心から思いました。

今は、
「人はそれぞれ違う」「違うからわからない」からスタートして、
「でもわかりたいから聴かせてほしい」
という気持ちで向き合うようにしています。
姿勢、在り様が変わる大きな転機となりました。
気付きに感謝です。

身近な人にほど、無意識に同じを求めてしまう。
違いを大切にして、ありのままの相手を受け容れていきたいですね。


かがみそのこ

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