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春〜ソワソワとワクワク〜【理事 井上 美絵】

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春。
私は毎年何となくソワソワします。
年度末、新年度に向けての準備や気持ちの整理、何となく焦る気持ちがあったりします。

それと同時に、何をしよう?こんなことが出来るかも!と、新しいことが始まる予感にワクワクする気持ちも出てきます。

寒かったり暖かかったりの気候や、草木の緑や花の蕾の変化が著しいように、結構気持ちがグラグラと揺れたりするのも春だったりします。

そんな春。
今年は特に揺れました。

我が子の初めての高校受験。
やり方や制度が時代により変わってはいても、自分も経験してきたのでその大変さや色々な感情を思い出し、娘の大事な時期としての想いが強く溢れました。

ママ友からの情報、先(進路)を見越しての学校選び、学校や先生のガッツリ受験モード、塾での受験対策資料、お友達の習い事セーブ事情etc

あぁ、受験て大変なんだ!しっかりやらなきゃ!声かけていかなきゃ!みんなちゃんとやってるんだ!

そんな気持ちが出てきました。
が、冷静になると、私の受験?娘の気持ちは?私はどうしたいの?と…

私の気持ちとしては、高校には行って欲しい。通うのが楽な方がいい。可愛い制服がいい。習い事は受験終わるまでお休みして集中して欲しい。共学の都立がいい。

こんな勝手な気持ちを感じていました笑
本当に勝手です笑  しかし、想いが出てきてしまうのはどうにも出来ないので、そう思うよね!とちゃんと受け止めました。。。

そこから娘に「どう進みたい?」「見てみたい学校は?」「習い事はどうする?」「塾のコースどうしたい?」そんな事を確認した記憶があります。

結局娘は自分の成績と進みたい方向性と気になった高校の見学に行き、ある程度絞り、塾も出来る範囲だけ増やし、習い事は楽しいからとほとんどお休みせず、娘が決めたペースで娘なりに精一杯頑張っていました。

推薦で合格する子が多い中、推薦不合格からの一般入試。
そして3月3日。第一志望校合格。
長かったです…

我が家にとって初めての受験はわからないことだらけで不安もありましたが、そんな中でも迷いながら、悩みながら、ひとつひとつしっかり選択したなぁと思います。

娘にとって、そして家族にとっても大きなイベントでした。
ただその中で、娘が初めて自分が進みたい道をじっくり考え、何を優先したいのか?何をやってみたいのか?と、沢山自分と向き合う日々だったと思います。

子どもの人生、親はどうしても良かれと思い口うるさく言いたくなってしまうし、出来ることはないか?困らないように…と色々お節介をやいてしまいたくなるのが常ですが、子どももしっかりと想いがあり、揺れる感情に一喜一憂しながらも自分で選択していく力がある。

受験は自分と向き合えるとても貴重な大切な瞬間だと感じました。

勿論進学だけが全てではなく、そこも含めて自分の人生を考える第一歩なんだろうなと思いました。

新しい春。
皆さんにとって心地よいスタートがきれますように♫

井上美絵

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